日曜日の中目黒教室にて、生徒さんのトリオ演奏のリハーサル&収録をしました♪
自分の曲のおけいこや学業も忙しい中、一つの本番に向けて3人の生徒さんがそれぞれにおけいこして今日を迎えました。
曲目は成田為三 作曲「浜辺の歌」と上真行 作曲「一月一日」です。
どちらも演奏する人、聴く人の心に日本の美しい情景が浮かぶ名曲です。
ヴァイオリン、ピアノ、チェロの3人が集まり合わせるのはこの日が初めてです!
さあ、どんな一日になるのでしょうか?私もこの日を楽しみにしていました。
まずは調弦から始まり、そしてテンポの打ち合わせもそこそこに「浜辺の歌」の合わせが始まりました!
おっ!どうなるかな、と見守っておりましたが、打ち合わせや目配せが必要なフレーズとフレーズの間の部分が上手く繋がらず、音楽が止まってしまいました。
音だけで分かり合える、察し合うということはお互いに経験を積んだ演奏家同士でも難しいことです。
ましてや今回の題材は日本歌曲ですから、アンサンブルの勉強としては本当に難しい挑戦です。(生徒さんには伝えませんでしたが・・・)
初メンバーということもあり最初はお互いに手探り状態でしたが、お互いがどんなことを演奏しているかをわかり合う為に言葉を交わし合い、実際に演奏してみて、という作業を繰り返す貴重なひとときが流れました。
ピアニストはどんなことを弾いている?さあ、集合〜!
かなり限られた時間で2曲の音楽を作り上げ本番を迎えるという実はシビアな空間でしたが、迎えた本番のワンテイク目を終えて3人揃って納得がいかず「もう一回録りたいです」と言い切ることのできる若いパワーには頭の下がる思いがしました。
2テイク目が終わると、今度は3人揃って「もう出し切りました!」とこの日一番の(!)一致団結ぶり。
3人とも本当にお疲れ様でした!
美しい日本の歌に取り組み、仲間と一緒に演奏するからこそ味わうことのできるアンサンブルならではの楽しみ、難しさを感じたことを今日の音楽のお土産にしてくださると良いなあ、と心から思います♪