1月8日(日)高輪区民センターにて新年合同お弾き初め会を開催いたしました!
ヴァイオリン、ピアノのクラスの皆さんとの合同演奏会です。
コロナ下で、ここ3年間はクラス内でも合奏をする機会がすっかり減ってしまいました。
他のクラスの方との合同イベントは尚のことで、今回はようやく実現した演奏会となりました。
チェロクラスからもたくさんの生徒さんが意欲的に参加してくださいました。
ソロの曲、アンサンブルの曲、斉奏の曲、とおけいこする曲がたくさんで、冬休み明けに本番があるという緊張感は生徒さんにとって独特のものだったと思います。
ソロ演奏は、昨年秋の発表会以降新しい曲に挑戦された生徒さんも、新しい曲のおけいこと並行しつつ既に立派に弾ける曲にじっくり取り組み納得の演奏を聴かせてくださった生徒さんも、それぞれの良さが光る素晴らしい演奏でした!
私にとっては、生徒さんを見守る舞台袖で人知れず嬉しさで震える瞬間もありました。
チェロ、ヴァイオリン、ピアノ…♪と音域も音色も異なる楽器の生徒さんが次々と演奏するという、耳にも目にも楽しい演奏会。
ソロの演奏が終わり、演奏者が舞台袖へ退場する姿が見えなくなるまで一人一人に拍手を送ってくださった会場の皆様にも感謝です。
上の写真は斉奏の一コマ!
舞台の一番向こうにいる、合図をしてくれるヴァイオリンのお兄さんのことを集中して見つめる一瞬です。
「斉奏」はスズキ・メソードならではとも言える演奏のかたちです。
時々、楽器を演奏される方でもこの斉奏を「みんなで一斉に同じ事を弾いているだけでは?」と捉える方もいらっしゃいますが、スズキ・メソードで育つ生徒さんのことを間近に見ていると、同じ曲を演奏する中にそれだけではないものが表れていることが分かります。
スズキ・メソードで学ぶ子どもたち、大人たちが、チェロやヴァイオリン、ピアノ、フルートを生き生きと演奏する姿をご覧になってください。
舞台で演奏する皆さんは、音楽の才能があるから、という理由で特別に選ばれた訳ではありません。しかし、それぞれに自分の音楽を持っていらっしゃって、それぞれのペースでより良い音を目指しておけいこを続けていらっしゃいます。
いくら楽器を上手に演奏できたとしても「自分が、自分が」と目立とうとするだけでは、人との調和は崩れてしまいそれが音楽にも表れます。
音楽に限らず、実生活にも共通することがありますよね。
斉奏やアンサンブルは、楽しく演奏しながら自分の音は勿論、一緒に演奏する仲間の音に心を配り、お互いに合わせようとする心、より良いものをつくろうとする心を育てます。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました!
また来年も、お弾き初め会を計画しています。
今回ご参加くださった方は勿論、お休みされた方もまたいつでもご一緒しましょう♪