お子さんも大人の方も、チェロを演奏する姿は立派な音色と合わさりとてもかっこいいです!
発表会など、ここぞという本番には自分の気持ちが上がる衣装選びはかなり重要です。
もちろん衣装を揃えれば音が良くなる…という訳ではありませんが、それまで練習してきた成果を発表する瞬間にお気に入りの衣装を身にまとうことは、演奏する人の心を強くします。
逆もまた然りで、例えばレッスンで「よろしくお願いいたします」とご挨拶、目線を足元に下ろした瞬間に(あっ…ぼくの/わたしの靴下に穴があいてる……)と気がついてしまった生徒さんは、その日のレッスンの間ちょっぴり気もそぞろです。
勿論、普段のレッスンではこうでなくてはいけないという決まり、ドレスコードは全くありません。
ただし、よそのお宅を訪問するのと同じで、靴下の着用はお願いしております。
お子さんとレッスンに通われるお母様お父様は、今日のレッスン頑張ってほしいな…と思われる日はお子さんに好きな服装を選ばせてあげるのも良いかもしれません。
チェロを弾く時の服装選びで重要なことは次の通りです。
- 両足でしっかりチェロを支えること
その為、チェロを始めたばかりのお子さんや、半ズボンを履くことが多いお子さんにとっては膝の内側に直にチェロの角が当たることが気になる場合も。
でも、長ズボンはまだ履き慣れないというお子さんもいらっしゃいますよね。
楽器を構えるおけいこを続けるうちに段々と慣れてきますが、どうしても気になっておけいこにならない場合は薄いハンドタオルやハンカチを膝の内側と楽器との間に挟んであげると良いでしょう。
今日はスカートを履いてレッスンに行こうかな、という方はスカートの広がり方 & 丈にもご注目!
タイトスカートを履いた場合、足が左右に開かないので両足でチェロを支えることができません。
また、スカートでの演奏姿はとても素敵なのですが、ミニスカートでチェロを構えた場合はちょっと大変なことに……。
スカートを履く場合は、チェロを支える姿勢で座っても布地に余裕があり、短くとも膝が隠れる程度の丈を選ばれると演奏姿も素敵です。
- 本番前は、着る予定の服装で一度お稽古をしておくこと
舞台に上がってから「こんな筈では・・・」という経験が、これを書いている私にもありました。
裾や足の広がり方、スーツや燕尾服の場合は上着を着た際の腕の上がり具合など、本番の服装一式で演奏するとどんな感じかをチェックしておきましょう。
靴も、ヒールのあるものを履く場合は踵の位置が上がることで意外に弾き心地が変わるので、本番の前に一度は履いて演奏しておくと安心して本番に臨めます。
皆様、素敵な本番を!